現在に至るまでのキャリアパス
国内の大学を卒業しアメリカの大学院で経済学を専攻後、モルガン・スタンレーのファイナンス本部に入社しました。入社後はISGファイナンス(プロダクトコントローラー)で債券部の担当となり、日々の取引の損益の分析や報告などの経験を積みました。ここでの業務を通じて、よりビジネスに近いところで金融商品の深い知識を得ることができました。その後産休・育休を経てファイナンシャル・レポーティングを担当するチームに異動し、財務諸表の作成および分析を行うことで、会社のビジネス全体を多角的に理解するために必要な広い視点を得ました。現在では、シニアマネジメントへの報告などの責任範囲も広がり、様々な部署や海外の同僚と緊密に連携しながら仕事を進めています。
モルガン・スタンレーに入社して一番印象に残っている仕事・案件・出来事
ファイナンシャル・レポーティングの担当になってしばらく経ってから、更に新しい業務範囲を任されるようになりました。そこでは、日本での担当業務のプロセスを抜本的に見直し、業務の自動化を推進し、グローバルの標準的なプロセスを採用するというプロジェクトを担当しました。プロジェクトにあたっては、この分野のグローバルヘッドのサポートを受け、海外の同僚およびテクノロジーチームと緊密に連携しながら進めました。様々なバックグランドを持つ同僚と考え方の相違があれば相手を理解するように努め、自身も柔軟な思考をすることでより良い結論に導くことを心がけました。結果として、1年で目標を達成して日本での業務を大幅に改善することができ、キャリアの中でも印象に残るプロジェクトになりました。
仕事にやりがいを感じる瞬間
ファイナンシャル・レポーティングでは、財務情報の正確性を確保しながら迅速に分析、報告を行い、内外に分かりやすく説明することが求められます。そのためには、各分野で専門知識を持つ担当部署と連携しながら、議論を重ねる必要があります。これらの業務すべてを限られた時間の中で行うことは簡単ではありませんが、その分、様々な専門分野の人々と協力しながら深い分析と報告ができた際には達成感を覚えます。また、変化のスピードが速く、常に新しい課題に直面しうる環境の中で仕事を任されることで、優秀な人々と協働しながら自身も成長できることにも魅力を感じています。
プライベートタイムの過ごし方
仕事以外の時間は子どもや家族と共に過ごす時間を大切にしています。休みの日だけではなく、仕事のある平日であっても、フレキシブルな働き方をすることで家族との時間を確保しています。毎日子供たちが寝る前に本を読み聞かせていますが、自分にとっても楽しいひと時になっています。
学生へのメッセージ
モルガン・スタンレーは、好奇心が旺盛で成長したい方に様々な機会を提供しています。仕事では高い水準が求められますが、チームワークが重視されていて、お互いにサポートすることでより良い結果に導く文化があります。向上心を持ちチャレンジしたい方、モルガン・スタンレーの価値観や文化に共感できる方にお会いできるのを楽しみにしています。