日本における証券合弁事業

モルガン・スタンレーと三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、2008年にグローバルな戦略的資本提携を開始し、2010年5月に日本における証券合弁事業として「モルガン・スタンレーMUFG証券」と「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」を発足しました。

 

モルガン・スタンレーとMUFGのコラボレーションが生み出す力

「モルガン・スタンレーMUFG証券」と「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、モルガン・スタンレーが有するグローバル・リーチや豊富な経験・ノウハウと、MUFGの広範な顧客基盤を最大限に活用し、従来には無い新しい金融サービスをお客さまに提供することで、お客さまから最も支持される国内トップの証券会社をめざしています。

両社は発足以来、様々な角度から緊密に連携しており、M&A助言や株式や債券の引受けといった投資銀行業務の分野において数多くの重要な案件に携わるとともに、ウェルス・マネジメントの分野でも更なる協働を進めるなど、両社の連携は深化を続けています。

また、2023年7月に、モルガン・スタンレーとMUFG はグローバルな戦略的提携関係の更なる深化をめざす協働プロジェクト「アライアンス 2.0」を発表しました。本プロジェクトに伴い、合弁2社は機関投資家向け日本株ビジネスの主な業務をMSMSに機能統合し、新たな協働を開始することで、お客さまにさらに充実したサービスと商品ラインナップをお届けしています。

 

革新的な二社体制

「モルガン・スタンレーMUFG証券」と「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」は、投資銀行業務においては「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」に集約する一方、その他の業務においては両社が持つ強みと特色を活かし、相互に協力しながら併存するという二社体制が、お客さまに最善のサービスを提供できる最も効果的なモデルであると考えています。

*機関投資家向け日本株ビジネスにおける協働については、2023年7月18日付の プレスリリースをご覧ください。

個人のお客さま向けのリテール業務においては、「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」がサービスを提供しており、従来の商品・サービスに加え、モルガン・スタンレーの有するグローバル市場におけるノウハウと専門性を活かした、より特色ある幅広い商品ラインナップを提供しています。

法人のお客さまには、M&Aや株式・債券の引受案件などにおいて、モルガン・スタンレーとMUFGが連携することで実現するより高度なサービスと、両社のネットワークとノウハウを最大限活用したソリューションを提供しています。

セールス&トレーディング業務においては、両社が各々の強みと特色を活かし、機関投資家など法人のお客さま向けに、それぞれの商品・サービスを提供しています。新たな協働プロジェクト「アライアンス 2.0」の発表に伴い、機関投資家向け日本株ビジネスにおいて協働を開始することで、お客さまの高度化・多様化するニーズにお応えします。

 

二社体制の仕組み

モルガン・スタンレーMUFG証券は、議決権ベースでモルガン・スタンレーが51%、MUFGが49%出資する(経済的出資持分は40%:60%)モルガン・スタンレーの連結子会社です。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が60%出資し、モルガン・スタンレーが40%出資するMUFGの連結子会社です。

共同出資や互いへの経営幹部の派遣を通じて、両社は強固に結束しています。