現在に至るまでのキャリアパス
日系メーカー、格付け機関、米系銀行での勤務を経て、1998年にモルガン・スタンレーのクレジット部に入社しました。その後投資銀行本部に異動しお客様へのクレジット・アドバイザリー業務に従事したのち、再びリスク管理本部内のクレジット部に戻り今に至ります。現在はクレジットおよびリクイディティリスク管理部の責任者として、お客様との取引から生じる信用リスクおよびモルガン・スタンレーの流動性リスクの管理に携わっています。
仕事にやりがいを感じる瞬間
リスク管理の仕事では、顕在化する前のリスクを見出し、定量化し、コントロールする仕組みを構築して管理することが求められます。潜在化しているリスクを見つけ出すことや、営業部門にとっては制約となりうるコントロールの仕組みを導入することは容易なことではありません。その分、営業部門も含めて多様な観点から議論を重ね、一見ばらばらな点が線でつながり新たなリスクとしての認識がなされて、適切な仕組みを導入につなげられた際にはリスク管理の醍醐味を感じます。また肩書きにとらわれず、お互いの立場を尊重しながら、結論に向けて議論を重ねていくプロセスを通して教わることが多い点も魅力です。
働くモチベーション
金融業界は変化のスピードが速く、常に一歩先を見すえながら動くことが求められます。振り返ってみると、長い間リスク管理本部に在籍していますが、仕事の内容は進化し続けています。常に何らかの発見があり、もちろん失敗することもありますが、その失敗から新しいことを学ぶことができます。自分自身の成長だけでなく、若手メンバーが同様に新しいことを吸収して共に成長していけることが大きなモチベーションになっています。
ネットワーク
社員の有志で運営される様々な社内ネットワークの活動に参加しています。「disABILITY Network」ではシニア・スポンサーとして障害の有無にかかわらず活躍できるインクルーシブな職場環境づくりについて考え、「Women’s Business Alliance」においても、メンバーとして女性社員の活躍を促進する様々なイベントに参加しています。モルガン・スタンレーでは 「Diversity is an Opportunity」という考え方が浸透しており、「多様性」は、お客様、社員、会社に様々な機会を与えてくれるものとして重視しています。私は、「ダイバーシティ&インクルージョン」は相手を理解しようとすることから始まると考えており、自分とは違う価値観、背景、強みなどを持った同僚達との交流を通して、驚きや感動、教えられることが多いと実感しています。
学生へのメッセージ
好奇心と探究心が旺盛で、変化を楽しみながらスターチームの一員として仕事がしたい ー こうした皆様は是非モルガン・スタンレーの扉をたたいてみてください。求められる仕事のスタンダードが高くその分プレッシャーはありますが、チームワークを重視する文化が浸透しているため、お互いにサポートしながらより高いクオリティを目指す環境が自然にできあがっています。モルガン・スタンレーが、プロフェッショナルとしても人間としても、皆さんが成長していける場となることを願っています。