入社の動機
大学では航空宇宙工学を専攻していたので、もともとは航空機の設計者になりたいと考えていました。しかし実際に学ぶうちに、航空機そのものよりも、過去のデータから自分でパラメータを設定し、試行錯誤を繰り返して要求を満たす商品を設計すること自体に面白さを感じている自分に気づきました。そのようなプロセスを味わえる仕事に就きたいと思い、調べていく中で興味を持ったのが金融業界でした。特にバイサイド(運用会社)の投資ファンドがまさにピッタリだと思い、モルガン・スタンレーのインベストメント・マネジメント部門を志望するようになりました。
入社後のモルガン・スタンレーの印象・魅力
とにかく真面目で誠実な会社であるという印象が、入社をしてからより強くなりました。「Do the Right Thing(正しいことをする)」というコア・バリュー(企業指針)の通り、例えどんなに好条件の案件があったとしても、長期的な株主価値を創出することにつながらなければ取引しません。私が担当している不動産ファンドへの投資アドバイザリー業務においても、コア・バリューが社員一人ひとりに浸透していることを日々感じています。
また、どんなに若手でも常に自分の意見を持つことを求められます。たとえそれが間違っていても問題ありません。実際にシニアレベルの方々と直接話す機会もあり、不動産という生活に根付いているアセットクラスについて、「自分が住むならどうなのか」「自分が泊まるならどうなのか」などの主観的な観点も含めた分析と提案を求められます。
モルガン・スタンレーに入社して一番印象に残っている仕事・案件・出来事
入社後初めて従事した物流施設案件です。学生時代の専攻が工業・産業系だったこともあり、物件タイプの中でも物流施設に最も興味がありました。入社前は不動産の知識が全くなかったのですが、実際に現場にも足を運びながら理解を深め、入居するテナントにとって使いやすい立地・スペックの施設を作る重要性、かつそのクオリティーが直接物件価格に反映されるということを身をもって学びました。このプロジェクトでは、他社との競争もある中で案件を獲得できたという点でも、その後の自信につながる印象的なプロジェクトとなりました。
プライベートタイムの過ごし方
基本的にはインドア派なので、家でリラックスした時間を過ごしながら、野球などのスポーツをよくテレビで観戦しています。休むことの重要性を学生時代よりも感じていますが、土曜日の夜に少し奮発して美味しいご飯を食べに行くなど、時には外出して気分転換をしながら、メリハリをつけて過ごすように心がけています。
学生へのメッセージ
まずは、業界や企業の情報を集めながら、周囲にとらわれることなく「自分がどのようなことをしたいのか」を固めるのが重要だと思います。その答えがある程度見えてきたところで、幅広い業界の企業の説明会や面接に参加してみましょう。自分がやりたいことに最も近そうな企業と巡り合えれば良いと思いますし、それがモルガン・スタンレーであればとても嬉しいです。