現在に至るまでのキャリアパス
大学の法学部政治学科を卒業後に、外資系証券会社のオペレーション部門でキャリアをスタートしました。組織変更の一環で東京からシンガポールへの異動を経験した後、モルガン・スタンレーに入社するために日本に帰国し、株式統括本部のクライアントサポートを行うオペレーション本部で約3年過ごしました。その後、マーケット・トレーディングサイドのミドルオフィスに異動し、トレーダーのサポート、取引成立後の取引情報が適切かつタイムリーに記帳され滞りなく決済システムに反映されているかのモニタリングやフォローをする業務などを担当しました。2018年には法務・コンプライアンス本部へ異動し、それ以来、株式統括本部のアドバイザリーコンプライアンスを担当しています。
入社後のモルガン・スタンレーの印象・魅力
モルガン・スタンレーは年次に関わらず一人ひとりを尊重し、チームワークを大切にする企業文化があると感じています。課題やゴールに対して、部署やチームを超えて各々の観点から意見を出し合い、互いの理解を深め、関係者が一丸となって目標達成を追求しています。
オペレーション本部に所属していた際は、経験を広げたいという私の希望に応じて部署内異動をさせてもらい、また、法務・コンプライアンス本部に移ってからは、業界内のネットワークを広げるために業界の会合に出席する機会もいただきました。個人のキャリア形成のサポートが非常に手厚く、社員の希望とキャリアのステージに合わせた成長の機会を得られる環境だと実感しています。
仕事にやりがいを感じる瞬間
部署内外の多くの関係者と協力して取り組まなければならない、新しいビジネスに深く携われることにやりがいを感じます。株式統括本部などからクライアントの要望や変化する市況等を踏まえた新規ビジネス案が挙がってくるときは、案件によって会社として何らかの許可や登録が必要なため、非常に多くの手続きや確認を要することがあります。法務部門と連携しながら、当該ビジネスの法令上の位置づけ、法令上必要な手続きや懸念点を踏まえて、法務・コンプライアンス本部内外の様々なチームと連携することが求められます。法令上必要な手続きや報告を洗い出し、必要に応じて規制当局等とも連絡を取り合い、ガバナンス体制や社内規程を作り、研修も行うなど業務は多岐にわたります。見落としがあれば、大きな問題にもなりかねないという緊張感にも非常にやりがいを感じています。
プライベートタイムの過ごし方
子どもがいるので、家族で充実した時間を過ごすことがプライベートの中心です。アウトドア派の我が家では、プールや山や海に愛犬も一緒に出かけ、魚のつかみ取りや釣り、虫取りなどを楽しんでいます。他にも友人や家族と集まったり、新聞紙やテープでテントを作ってみたり、好奇心の赴くままに様々なことを家族で楽しみながらプライベートタイムを充実させています。
学生へのメッセージ
私の場合は、緊張感の中で新しいビジネスに深く携われることにやりがいを感じていますが、全員が同じとは限りません。ご自身の場合は、働く目的やモチベーションを何に感じるのか、チャレンジングな仕事だとしても「やってみたい」と思えることは何なのかをしっかりとイメージしてみてください。それを明確にするためにも、まずは様々な業界、企業や部門を研究し、多くの社員の方々と直接お話ししてみることをおすすめします。