モルガン・スタンレーのリサーチ業務は、広範なネットワークを生かした情報収集力と分析力の高さにより、国内外の調査機関や法人、機関投資家の顧客から高い評価を受けています。
日本においては、東京株式市場の時価総額の約7割を占める約320社(2017年2月現在)を対象 に、企業訪問や周辺取材などを経て分析を行っており、個別企業、経済、投資ストラテジー、産業別のリサーチ・レポートを通じて、最新の市場分析と投資アイディアを提供しています。
日本の株式リサーチ業務は、大きく6つの産業グループ(テクノロジー・メディア・テレコム、資本財、素材、金融、消費財、不動産)およびマクロ・リサーチで構成されています。
テクノロジー・メディア・テレコム(TMT)
民生用エレクトロニクス、精密機器、電子部品、半導体、メディア、電気通信、ITサービス、ゲーム・インターネット・レジャー等
資本財
自動車、自動車部品、機械・資本財等
素材
化学、電子材料、石油、鉄鋼、非鉄製錬、電線、総合商社、運輸等
金融
銀行、保険、その他金融等
消費財
医薬品・ヘルスケア、食品、小売等
不動産・建設
J-REIT・不動産等
マクロ・リサーチ
エコノミクス、投資ストラテジー等
株式アナリストはこれらの業種のエキスパートとして個別企業の調査を行い、日々の調査活動や顧客に配信する分析レポートを通じて、当社の顧客である機関投資家に投資分析および市場動向に関する専門的な見解を提供しています。特に、産業間の境界がなくなりつつある昨今、アナリスト同士が強い連携のもと、互いの調査活動を共有し、多角的な視点に基づく調査や予測を行っています。
マクロ・リサーチを行うエコノミストやストラテジストは、景気動向や政策、心理動向などを踏まえ、より大局的な視点に立った調査を行っています。チームワークを大切にするモルガン・スタンレーでは、よりミクロな観点から調査を行っているリサーチ・アナリストとの連携により、説得力と精度の高い予測を提供する方針が根付いています。
入社後は、アナリストの卵であるリサーチ・アソシエイトとしてスタートします。アソシエイトである期間は、アナリスト、エコノミスト、ストラテジストのサポートを通じて広範な業界知識や経験を積み、プロフェッショナルとしてのスキルを学んで頂きます。その後一定期間のトレーニングを経てアナリストとして特定の産業を担当し、そのエキスパートとして自らの意見を市場を通じて世に問いていくという立場で活躍して頂くことになります。