• Firm Leadership
  • 2019年4月5日

モルガン・スタンレーで活躍する女性からのキャリアアドバイス

当社で働く女性が、金融の世界でどのように道を切り開き、成功に導いているかをご紹介します。

1. 完璧を目指すより、準備を整える

完璧を目指すより、できる限りの準備をする方が上手くいきます。私も常に次に起こりうることを想像しながら、事前の準備をしてきました。予め計画を立てるようにすればするほど、仕事も家庭も上手くいくと思います。
Clare Woodman Head of EMEA and CEO of Morgan Stanley & Co. International Plc View Profile

2. 自分の過ちを認める

ある時上司に、『常に勇気をもって自分の過ちを認めるように』と言われたことがありますが、自分の失敗や間違いに気づくのはとても怖いことです。しかもそれを認めるには自信や勇気がいります。そんな時は、『誰だって人間だから』と思って、過ちは隠さず認めましょう(そもそも周りもすぐに気付きます)。そうするとチームの中でも尊重され、信頼されます。
Elizabeth Executive Director, Equity Research View Profile

3. 良い人間関係の秘訣は、透明性と正直さ

15年ほど前に初めて管理職のポジションに就いた時、上司に『円滑な人間関係と同僚から信頼を得るには、透明性と正直さがカギである』と教わったことがあります。またそれは「想像以上に難しい」と。実際にそうなのです。誰かにとって嫌なメッセージを伝えなければならないことは、時にとても難しいことですが、長い目でみると、そうした状況についても包み隠さず伝えることが良い方向に進んでいくのだと思うのです。
Yuki Hashimoto Managing Director, Vice Chairman View Profile

4. 頼れるメンターとユーモアがあれば複雑なこともシンプルに

あるシニアマネージャーの言葉が印象に残っています。『テクノロジーを学んで活用することは、実はそれほど難しくはない。本当に難しいのは人間関係の方だ。』実際に、テクノロジーを活用したクオリティの高い仕事は、誰の目にも分かりやすく、その良さが明確に伝わります。一方で、より複雑で人間的な側面をサポートしてくれるメンターの存在は計り知れないものがあります。誰にでも小さな問題に気を取られてしまうことがありますが、そんな時に相談できる人がいると、物事を広い視野で捉えることができ、目標を見失わずに済みます。後は、ユーモアさえ忘れなければ大丈夫です。

5. 自分の道に邁進する

周りがどうしているかに気をとらわれすぎず、自分の持っているスキルや優先順位を踏まえてベストを尽くすことが大切です。人との競争は確かにやる気に繋がりますが、他人の功績は気にしすぎず、冷静に長期的なキャリアの目標に集中するためには、自身の優先事項に沿って、できる範囲でベストを尽くすことだと気づきました。